CD125Kが物置から出てきた話③ ~吸気系分解・バッテリー、プラグ交換~
前回
というわけでアパートの前まで持ってきたけど、う~んどこでやろう。
大学の駐輪場なら広いスペースが取れるんだけど雨ざらし。
さすがにエンジンぱかぱか開ける予定のレストアを屋根無しの場所でやるのは心許ない。
ところで僕はアパートの一階、端の部屋に住んでるんです。
そのまさかだ。
というわけでここから全編わが家のドアの前からお送りします。
(這いつくばってドレンボルト開けてるヤツいたら普通に通報されかねないので、爽やかな挨拶を心がけました☆)
吸気系解体
まず吸気系を解体。
サイドカバーはボルトとゴムで止まってるだけなので、バコッと外す。
シートも後方に引っ張りつつガコッと外す。
エアエレメント、エアクリーナーと呼ばれるものが出てきた。
ホースクリップを緩めて外す。
ちなみに中央のボルト、裏側はプラスチックなんですがじいちゃんが締めすぎて割ったみたい。
接着剤みたいな物質でフィルターが固めてあった。
これはもともとなのか…?判断がつかない。
まぁ交換ができないなら社外のエアクリーナー買って、箱にブチ込もうと考えたのでパイプ径を測る。
息を吹き込んでみたら普通に通気するのでたぶん大丈夫だろう。
反対側。バッテリーの右下が割れていて周辺に硫酸による腐食が発生していた。
まぁもう電圧はないと思いますが念の為GND…じゃないマイナスから外す。
作業中にタイミングよく佐川さんがバッテリーを届けてくれたので後ほど交換。
続いてタンクの取り外し。
障害になりそうなのは2箇所。
タンク下部をつないでるここと…
キャブに繋がってるここ。
この車体ではじいちゃんが完全にガソリンを抜いて保管してくれていたので、クリップを外してホースを抜いても腐ったガソリンが出てくるようなことはなかった。
しかしホースが完全に固まっていてひび割れもあるのでφ6の耐油ホースを発注。
キャブを取り外す。
スロットワイヤーを外してナットを緩めたら外れた。
外すときにガスケットが破損してしまいましたが、どうせ交換するので問題なし。
エンジンの吸気口にはショップタオルを突っ込む。
いや~これほんと便利です。
雑巾を十枚単位で購入していたんですが、ちょっともったいないんですよね。
これなら気軽に使い捨てられるし、拭き、拭い、磨き、吸い取りと超万能!!
Amazonだとちょっと高いんですけど近所のホムセンで1ロール200円で売ってた。
だいぶスッキリした。
ちなみにこの後レッグシールドも外した。
バッテリー交換
実はこの作業は同日に行ったわけではないんだけど、記事作るほどのボリュームがないので一緒にしちゃう。
今回交換したのはこちら
前々回でTwitterで教えていただいたモノ。
電装は6Vで、バッテリーは6N12A-2D(2Cもありますがホースの位置が逆です)が適合です。駆という互換品が出てるんでそれが安くてオススメですね。点火用の発電コイルを持たないバッテリー点火なんで、バッテリーが死んだら点火不能で不動です。IGコイル・電球・レギュレータの交換で12V化もできるとか
— おぺら (@OperaLegend) 2020年8月14日
本当に助かります。6Vバッテリーなんかどこからも出てないし、ましてホース位置なんて考えも及びませんでした。
しかし今まで密閉式のバッテリーしか扱ったことがなかったのでちょっと混乱。
これ硫酸(バッテリー液)ってセルごとに別に入れるのね…。
中でつながってるもんだと思って真ん中から溢れさせちゃいました。
たまたま部屋にスポイトがあったので移して事なきを得たけど。
どうも前のバッテリーの割れたプラスチックから滲み出た硫酸が周辺を腐食したっぽい。
ここはあとで防水塗装かなにかしないと錆が広がっちゃいそうだな。
とりあえず取り付けます。
またこれも別日の写真なんだけど
各ライトとウインカーは生きてた。
ウインカーが最初ちょっと不安定だったんだけど、何回かつけてたらリレーのカチカチ音鳴らしながら点滅するようになった。
ブレーキランプが点かないけど、パーキングランプは点いてるので配線に問題がありそう。
プラグ交換
もとはD5HSがついてたんだけど、指定は6なのでD6HAにしてみる。
モノタロウほんと安いっすね。
車体にアースしてスパーク飛ばしてみた。
(なんで一般大学生の家にワニ口クリップが落ちてるんだろ)
キーをONにしてキックしてみる。
うん明るくてわかんないけどパチパチいってる。
関係ないけど普段電子回路いじってるとこの音まじで怖い。
以前10kVを扱ってた時期と1500uFに200Vためるもの作ってた時期はクリップの音でいちいちビビってたな。
とりあえず電気関係はこれで終わり。
最後に我が家をご覧いただこう。
これは実はまだキレイなとき。
この後キャブの分解、各種ケミカル、オイル交換を経て戦線はさらに混迷を極めることになる。
次回