VTR250のプラグを交換した話
本来であれば3,000~5,000kmごとに交換すべきらしいのですが、実は今回10,000km近く走ってしまっています。
問題が出ているわけではないですが(出ていたらそれはそれで大変だけど)、コマメに交換したほうがいいと思います。
取り外し
VTRはV型2気筒の前後配置なので後部プラグの取り外しが死ぬほど面倒です。
プラグの状態をチェックするだけなら前側だけ外せばいいので簡単ですが、億劫になりがちです。
前シリンダーのプラグです。
たまった砂がシリンダー内に入らないようプラグコードをつけたまま、外した後それぞれエアダスターで吹いておきます。
車載工具のプラグ外しで取り外します。
かなり深いのでVT系用の専用品じゃないと厳しいかもしれません。
話が前後するので後ろに回しますが、異物が入らないように外したら速やかに新しいプラグを取り付けてしまったほうがいいと思います。
続いて後部プラグを取り外します。
シート、サイドカバーを取り外します。
タンクを浮かせるために前側のボルトを外れる半分くらいまで緩め、後ろ側を固定しているボルトを外します。
後ろ側はT40のトルクスレンチが必要です。
写真中央の赤い部分が後部プラグの位置です。
タンクを持ち上げてできたスペースに手を突っ込んで(両手がふさがって写真が撮れない)プラグコードを左右にウニウニ引っ張ってコードを外します。
同じくエアダスターを吹いて隙間から工具を差し込み回すしていきます。
工具が長いと引っかかり、短いと回せず、端の形状によってはトルクが掛けられないというとんでもない場所です。
その点、レッドバロンさんで買った時にいただいた車載工具はよくできてまして、途中で折れ曲がるので隙間から差し込みやすく、端がスパナで回せるのでトルクがかけやくなっております。
ちょうどいい工具がないと多分タンク全外しになると思います。
プラグ外しを引き抜いて、プラグが付いてくればラッキーです。
ついてこなかったら写真の隙間から押し上げつつ、工具を差し込んだルートを通って取り出します。
交換
取り外した前プラグです。
後ろ側は雨が当たらないので綺麗なままでしたが、前のプラグ位置は雨水が溜まりやすいので特に下面の錆が酷いです。
ネジまで到達していないので機能上は問題ないのでしょうがいい気持ちはしないですね。
プラグの焼け具合に特に問題はありませんでしたので番手は変えずに交換します(FIだからというのもあるかも)。
これを使います。
レストア中のCDKのパーツとまとめてWebikeで発注しました。
みんな大好きイリジウムプラグ。
違いがわからなそうなので使ってません。
機会があったら使ってみたいです。
取り付けは取り外しの逆の手順で進めます。
後部プラグをウニウニしてはめ込むのが難しいのでがんばって。
感想
交換した結果ですが、始動までにセルが回る回数が減ったり、吹け上がりが良くなりました(たぶん)。
シフトダウンした際に回転数を合わせやすくなった気がします。
まぁ消耗品と思って気づいたら交換してあげたいと思います。