CD125Kのエンジン(腰上+α)オーバーホールをした話 ~エンジン降ろし~
ずっと忙しくてまとめられていなかった内容なんですが、やっと時間に余裕ができたので記事にしてみます。
大量に撮った写真が2年越しに日の目をみることに。
※予めお断りしておきますが初めての分解&サービスマニュアルも手に入らなかったので参考になりません!!2年も前の話なので本人が忘れています!!
エンジン降ろし
とりあえず車体からエンジンを降ろします。ざっくりした流れとしてはキャブ→タンク→マフラー→セルモーターの順で外していきます。
キャブ、タンクに関しては以前の記事と同じなのでそちらを参照してください。
というわけでマフラーから外していきます。ちなみに本車は腰上いじろうと思うとマフラーまでの分解が必須になりがちなので、この作業はこの後なんどもやることになります(なりました)。
マフラーを固定している金具のナットを外すと更にその下に金具が出てきます。
リア側のナットも外すとマフラーが外せるようになります。多分ガスケットが固着しているので叩いたり揺すったりして外してください。穴には異物が入らないようにショップタオルを詰めておきましょう。
両側のマフラーを外し、チェーンカバーを外すとクラッチワイヤーが外せるようになります。さらにステップやら配線やらを外していきます。チェーンはクリップを外して引っこ抜くといいと思います。
これはポイントから出てる配線です。ギボシなので引っ張って抜きます。
ブレッブレですがたぶん右上の端子を写しています。なんの配線かよくわかりませんがエンジンから生えてるので引っこ抜きます。
僕はこのタイミングでサイドカバーを外してオイルを完全に抜きました。
築二年のアパートの部屋で分解するつもりなので室内で流出なんかしたら目も当てられません。重いし。
この後の工程でボルトを抜いていくのでエンジンを支える必要があります。
車好きの友達からジャッキを借りるつもりだったんですが、そいつが実家で不動になって帰ってこなかったので、転がってた木材を適当な長さに切って使いました。
フロントが若干浮くくらいにするといいと思います。
中央のドレンボルトが邪魔なのでうまいこと回避してください。
載せたらエンジンを固定しているボルトを抜いていきます。上の写真ではすでに抜けていますがリア側に太いのが1本、フロントセル下2本、ヘッドカバーに1本だったと思います。
セルを外していきます。
配線がエンジン下を通ってナットどめされているので外します。さらに画面左側のボルトのみはずします。中央のプラスネジはセル自体のネジなのでそのままでOKです。
セルを外しました。むちゃくちゃ固着していて、そもそもはずれない部品なんじゃないか不安になりながら作業しました。最終的には角材で上下前後にぶっ叩いて半日がかりで抜きました。
ちなみにセルを外すと写真中央のチェーンが外れて左サイドカバー分解組み立て必須になるのでできればセルを外さずに分解したいんですが、セルを外さずにエンジンを取り出すことがどうしてもできませんでした。成功した方はご連絡ください。
ボルトを抜いた段階でエンジン上には余裕ができるので、ヘッド周りの多少の作業であればエンジンを載せたまま可能かもしれません(ヘッドを外すには結局セル外し必須ですが)。
※先に謝罪しておきますがここからは写真を撮る余裕がなかったためエンジン降りるまでノー写真です。
といっても気合でエンジンを持ち上げて取り出すだけです。
エンジンを前傾させてリア側のプレートから外し、右もしくは左側に傾けて抜き出すようにすると取り出せると思います。できれば取り出す人とサポートする人の二人で作業するといいと思います。
取り出したエンジンを普通に置くとドレンボルト付近の出っ張りのせいでゴロンと転がるので(1敗)、エンジンを支えていた木材に載せました。
というわけでエンジンを下ろすことに成功しました。
125ccのエンジンですが並列2気筒で古いバイクなので重いです。体感ですが小学生くらいはあるんじゃないでしょうか。舐めてかかると腰をやるかもろともコケます。気をつけましょう。
次回は分解していきます。
ご覧いただきありがとうございました。